循環器内科

循環器内科について

心疾患は日本人の死因でがんに次ぐ第2位の死因です。その元凶である動脈硬化などの生活習慣病の予防・管理・治療を通して、健康寿命延長をサポートします。特に急性期治療を脱した心疾患の患者を中心に治療を行います。

主な診療疾患

高血圧症

本態性高血圧症、二次性高血圧症、腎血管性高血圧症、原発性アルドステロン症、悪性高血圧症など

虚血性心疾患

狭心症、不安定狭心症、急性心筋梗塞など

心臓弁膜症

大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症など

急性&慢性心不全

拡張型心筋症、肥大型心筋症、その他

難治性不整脈

心室細動、発作性心房細動、徐脈、完全房室ブロック、アダムス=ストークス症候群、WPW症候群など

胸腹部大動脈瘤

急性大動脈解離、真性、仮性、大動脈炎症性疾患(高安動脈炎、Bechet病)など

下肢閉塞性動脈硬化症、下肢血栓性静脈炎、下肢静脈瘤など

診療や疾患について

急性心筋梗塞は、発症6時間以内なら救命可能です

急性心筋梗塞AMIは、心臓を養う冠状動脈の急性閉塞による心筋壊死 が病態です。激しい胸痛(絞扼痛)、左手や下顎への放散痛、冷汗など、今まで経験したことのない症状が万一、ありました なら、すぐに救急車を要請してください。(119番通報)
当院では、川島理(おさむ)循環器科科長を中心としたメンバーで、来院後1時間以内に緊急PCI(カテーテル治療)をできるように救急即応体制をとっております。

心臓弁膜症(大動脈弁狭窄症)には、TAVI(カテーテルによる経皮的大動脈弁挿入術)をご紹介可能です

近年、脚光をあびているTAVI治療ですが、当院は、東北随一の実績を誇る仙台厚生病院 心臓血管センターと連携しております。仙台厚生病院では(2021年3月10日現在 )TAVI治療 1245例を達成し、30日以内の死亡率も0.8%と、本邦最高水準の治療をされています。
下肢閉塞性動脈硬化症の治療には、専門医が対応します。
腸骨動脈、大腿動脈の閉塞による下肢閉塞性動脈硬化症は、少し歩くと足が痛くなり、休むと回復する(間欠性跛行)が特徴で、ABI検査により 腰部脊柱管狭窄症と容易に鑑別できます。現在は、F-Pバイパス手術より、下肢PPI(インターベンション)治療が主流です。

当院では、仙台厚生病院 心臓血管センターの専門医(現在は堀江 和紀先生)を招聘し、毎月一度、専門医による専門的な治療を施行しております。