ハープを奏でるクリスティーナ先生
9月9日の日曜日に音楽療法においては世界の第一人者としてご活躍中のアメリカ・サンディエゴホスピスのクリスティーナ・トゥーリン先生をお迎えし、当院緩和ケア病棟で療養中の患者さん達に対して音楽療法が行われました。先生に音楽療法を施される機会を得られましたことは、とても幸せな出来事であり、これを体験できた緩和ケア病棟スタッフにとりましても、大変光栄なことでした。この機会を与えていただきました当院にもなじみの音楽療法士石川優子先生はじめ米沢興譲教会様そして日本福音ルーテル社団様に感謝を申し上げます。
クリスティーナ先生は患者さんの一人ひとりの置かれている状況をわずかな時間で把握され、一人ひとりに応じて曲目を選択、あるいは即興でその患者さんのためだけにオリジナル曲を作り、それらの曲をハープを用いて奏でられて患者さんにお聴かせするのですが、患者さんやご家族そしてスタッフを含め、その場に存在するものすべてを包み込み、全人的(身体的、精神的、社会的そして霊的)といわれる苦痛からの解放が果たされ、そしてそればかりか、心地よい幸福な気分に浸ることができたのでした。この日音楽療法を施されたすべての患者さんから、感動と感謝の言葉をいただきました。患者さんと先生の間には言葉の壁など全く存在しませんでした。クリスティーナ先生の崇高なこころと技そして音楽の持つ偉大なパワーに深く感嘆せざるを得ませんでした。
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原稿&資料提供 三友堂病院緩和病棟
ページ編集 三友堂病院秘書課
(H19.09.11登録)
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