胃の内視鏡検査は、従来口からカメラを挿入するのが一般的でしたが、最近、鼻から挿入する内視鏡が話題となっています。当院でも、患者さんのニーズにあわせ平成18年3月より経鼻内視鏡を導入しました。

↑経鼻内視鏡

平成18年3月9日山形新聞→

経鼻内視鏡の特徴

①苦痛が少ない

経鼻内視鏡は、鼻からの挿入を可能とするため、約5mmの細さにつくられています。。そのため検査中の苦痛が少なく、強い麻酔の必要もありません。

②吐き気が起きにくい

経鼻内視鏡は舌のつけ根を通らず、のどに触れることもないので、不快感や吐き気をほとんど感じることなく検査を受けることができます。以前に口からの内視鏡を受け、吐き気を起こしもう二度とやりたくないと考えていた方でも、当病院でのデモ機使用時、鼻からならまた受けても良いという答えをいただいています。また、80~90%の方が、口からの内視鏡より鼻からの内視鏡の方が楽だと答えています。

③会話ができる

経鼻内視鏡は、鼻から挿入するため、検査中の会話も可能です。質問したいときや気分が悪いときなど自由にお話ができます。

ファイバースコープの太さ

左経鼻内視鏡 中央 鉛筆 右 経口内視鏡

経鼻内視鏡ができない場合及び注意点

  1. 経鼻内視鏡は、鼻から挿入するため、鼻腔の状態により検査できない場合があります。鼻の手術を行った方や極端に鼻腔が狭い方などは、鼻からの挿入が困難な為適しません。
  2. 鼻腔の中をカメラが上下するため鼻の粘膜の弱い方は、鼻出血をおこすことがあります。
  3. 経鼻内視鏡は非常に細いため、画質・吸引力などが経口内視鏡より若干劣ります。また、使用可能な処置具にも限度があり、精密内視鏡、処置、また治療を必要とする緊急内視鏡には不向きです。