11月に当病院内の医学フォーラムにて展示しました
当院では地域の方々に健康についての情報提供の場として医学フォーラムを毎年行っています。平成19年度は11月10日に「あなたの肺は大丈夫?」というテーマで、たばこによって引き起こされる慢性閉塞性肺疾患(COPD)を取り上げました。栄養管理室では「慢性閉塞性肺疾患と栄養の関係とは」というテーマにて展示しましたので、紹介します。
元気の源は食事です!!
- 食べるものが偏っていたり、食べる量が少なかったり多かったりすると、健康を保つことができません。食事バランスガイドを使って、自分の体に合った食事を摂り、健康を保ちましょう。
※食事バランスガイドについてはpart1とpart10をご覧ください。 - 体重は測っていますか?食事や運動によって体重は変化します。自分に丁度良い体重を計算してみましょう。
※体重測定についてはpart4とpart12をご覧下さい。
慢性閉塞性肺疾患と栄養の関係とは・・・
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は気道(空気の通り道)が詰まったり、狭くなったりする病気です。この病気のほとんどは、たばこの煙によって肺が壊されてしまった状態です。呼吸は呼吸筋を動かして行いますが、COPDの患者さんは呼吸する筋肉を一生懸命動かそうとします。そのため、健康な人より呼吸にたくさんのエネルギーが必要となります。エネルギーをしっかりとって、健康な体を保ちましょう。 | ![]() |
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COPDの食事のポイント~エネルギーをしっかりとりましょう~
1.主食、主菜、副菜を揃え、バランスよく食べる
筋肉の減少と免疫力の低下を抑えるために、肉や魚、大豆製品、卵からタンパク質を摂りましょう。
2.エネルギーの高い食品や料理を食べる。
油は少しの量で高カロリーです。料理に取り入れてみましょう。
例えば…お浸しをマヨネーズ和えにする、ごはんを炒飯にする
3.食事の回数を増やす
一回の食事でたくさん食べられない時は、間食を取り入れてみましょう。
参考文献:包括的呼吸リハビリテーション メディカルレビュー社
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このページの原稿&資料提供 三友堂病院栄養管理室