臨床心理士(地域ケアチーム)
臨床心理士より

「臨床心理士」とは、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”です(日本臨床心理士資格認定協会)。
緩和ケアに臨床心理士として務めさせていただき、もうすぐ10年が経とうとしています。
これまで様々な患者さんとの出会いがありました。
“がん”と診断された時、「頭を金づちで撃たれた感じ」と教えてくれた患者さんがおりました。
「少しでも長く生きたい」、「家族と一緒に過ごしてみたい」と懸命に治療に向かう患者さんや、「どんな辛いことがあっても、身近なところに楽しみを見出しながら生きていくことが大切だよ」と教えてくださった患者さんもおりました。
人は人生の中で誰かにじっくりと話を聴いてもらうという体験をすることはそれほど多くはないかと思います。子ども時代に心いくまで存分に親に話を聴いてもらったという経験も思いのほか多くはなかったのではないでしょうか。多忙な現代社会では、ゆっくりとした時間の中で自分の大切な人と会話をすることさえ忘れてしまいそうになります。だからこそ、患者さんのお話にしっかりと耳を傾けていくことを、これからも大切にしていきたいと思います。

がんと告知された時、心は衝撃を受けます。心も体と同じように怪我をしてしまうのです。「頭を金づちで撃たれた感じ」という言葉は、心が衝撃を受けたことがまさしくありのままに表現されたものと言えるでしょう。
心は目に見えないものです。体のように、どこがどのように傷ついてしまっているのかが全く見えません。しかし、悲しみ、落ち込み、不安、怒り、眠れなくなる、胸が苦しくなる、頭が痛くなるなどの方法で、心は何らかのサインを出し、あなたに傷ついていることを知らせようとします。だからこそ、心もケアしてあげる必要があります。
がんの治療を行うとなると、身体的治療にかかりきりになりてがいっぱいになることは当然のことでしょう。でも、あなたの心のケアも忘れないでください。心があなたに気づいてもらいたくてサインを強めに出すことがあります。例えば、痛みが身体的なものからきているだけではなく、心からも出ていることもあります。
臨床心理士に会うといっても、最初は何から話したら良いかわからないかもしれませんが、ほとんどの方は話していくうちに自然に話したい気持ちが高まってくるようです。気持ちが整理された、楽になった、また会って欲しいなど患者さんから感想をいただいたこともありました。どうぞお気軽に仰せ付けください。
臨床心理士 吉田 満美子
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