6-1 緩和ケア病棟
- 緩和ケア病棟とはどのような病棟ですか?
- 三友堂病院の緩和ケア病棟の特徴はなんですか?
- どんな病気や状態で入院するのですか?
- 入院するためには病名を知っている必要がありますか?
- 緩和ケア病棟と一般病棟はどこがちがうのですか?
- 入院するにはどのような手続きが必要なのですか?
- 特別な費用はかかるのですか?
- 緩和ケア病棟の概要
- 緩和ケア科スタッフ紹介
緩和ケア病棟とはどのような病棟ですか?
![]() 緩和ケア病棟 |
三友堂病院に、平成17年5月、新しく設置された病棟です。
緩和ケア病棟は、がんという病気そのものによってからだやこころに生じる痛み・苦しみ、またがんに対する治療によって生じる苦しみに対して積極的に治療を行う病棟です。そのために、私達医療従事者は患者さまのそばに寄り添い、患者さまの求めていることに対し、ご家族と共にチームで対応いたします。
具体的には、患者さまを中心として、ご家族、医師、看護師、ケアワーカー、ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、ボランティアなどが協同して、人明かりに包まれたケアを提供します。
ケアの内容は、がんによって生じる痛みや吐き気、呼吸困難などの身体的苦痛の緩和や、心理的な不安や悩みなどによる精神的苦痛の緩和などです。
緩和ケア病棟は、人明かりに包まれたケアの実践をとおし、患者さま中心の、その人らしい人生を歩むための援助をさせていただきます。
三友堂病院の緩和ケア病棟の特徴はなんですか?
がん終末期の患者さんの苦痛を和らげ、穏やかな看取りを行うことは、緩和ケア病棟の大切な役割です。しかし、そればかりではなく、家族ケアの一環としてのレスパイトケアと、患者さんが希望する居宅療養の実現も重要な役割であると考えます。 |
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そのために、緩和ケア病棟の明るく、静かで清潔、安全な療養環境において、専門的知識を持った多職種スタッフが、患者さんとご家族の身体的・精神的・社会的、そして、スピリチュアルな側面を支える活動を展開しています。そして、苦痛をできるだけ早急に緩和すること、居宅での療養体制を充実させることを目指しています。 |
![]() 化学療法室 |
どんな病気や状態で入院するのですか?
がんと診断された方が主に入院される病棟です。
緩和ケアを実践する緩和期は、病名が告知された時からはじまる、と私達は考えます。三友堂病院の緩和ケア病棟はこのような考えから、がんの終末期の方が入院するだけではなく、症状緩和の入院、息抜き(レスパイト※)の入院、疼痛管理の入院、そして化学療法を目的とする入院など、様々な状態の方が入院されます。
※病気の人がいると、家族はその人を支える必要があるため、精神的負担や肉体的負担が生じます。その負担を軽減するために、短期間の入院を実施します。
入院するためには病名を知っている必要がありますか?
できれば、患者さまが病名・症状について知っておられることが望ましいのですが、必ず必要ということではありません。
ご家族が、病名・症状について理解しておられれば、入院していただけます。
緩和ケア病棟と一般病棟はどこがちがうのですか?
![]() 病室からの風景 |
一般病棟は、手術や薬物などによる積極的な治療を行い、病気そのものを完治させることを目的とした病棟です。そのため、病棟内の環境は、生活をするという視点で設計されておりません。
緩和ケア病棟は、できるだけ自宅に近い環境を提供することを目指し、日常生活という視点から、病棟の設計が行われています。
ご家族と団欒したり、一緒に食事をしたり、お友達を招いたり、病棟の使い方はその人それぞれの利用が可能です。
入院するにはどのような手続きが必要なのですか?
三友堂病院の、地域医療連携室(0238-24-3708)にお電話ください。手続きについて、ご安心いただけるよう、丁寧にご説明申し上げます。
尚、土・日・祝日は担当者不在の為、ご遠慮下さい。
特別な費用はかかるのですか?
他の病棟と同じように、健康保険が適用となります。個室を希望される場合は、差額個室があります。
緩和ケア病棟の概要
病床数は、個室8室(6床差額個室)、4床部屋1室の12床です。その他、外来化学療法室が、病棟に隣接されております。
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