2-1.睡眠時無呼吸外来のご案内

睡眠時無呼吸症候群とは

 いびきは睡眠中に上気道の緊張が緩み、狭くなるために発生します。更に緩むと上気道は完全に閉塞してしまいます。そのため何回も呼吸が止まり、血液中や脳の酸素量が減少し、二酸化炭素濃度が上昇します。これが睡眠時無呼吸症候群です。
 睡眠時無呼吸症候群の発症は、肥満による上部気道への過剰な脂肪沈着と関連がありますが、本邦では30%は非肥満者であり、遺伝的、後天的に上気道が狭いことも原因の一つと言われています。
 呼吸の停止と再開の繰り返しによって、睡眠は分断されます。このことが日中の眠気を招くことになり、運転中の居眠りという、山陽新幹線のような事例を発生させます。
 また、睡眠の分断は、無呼吸中に伴い発生する低酸素や断眠によるストレス等の影響で、高血圧や心筋梗塞、脳卒中などの心血管系疾患を引き起こすと言われています。
 以上のことから、適切な検査と治療が必要になります。(検査・治療とも健康保険適用)

次のような症状はありませんか?

無呼吸 夜の項目でチェックが2つ以上あり、昼の項目、あるいは病気のチェック項目にも該当するなら、睡眠時無呼吸が疑われます。

睡眠時無呼吸症候群の検査

睡眠時の検査(ポリソムノグラフィー)

  睡眠時無呼吸症候群の原因や重症度を調べたり、治療方法などを決定するためには十分な検査が必要です。睡眠ポリソムノグラフィー検査は、睡眠の状態を全体的に調べる検査です。
 入院して頂いて、脳波や心電図、胸部の動き、血中の酸素量などの検査端子を体に取り付けて一晩寝て頂きます。痛みは全くありません。

当院では、外来で問診や簡単な検査をし、睡眠時無呼吸症候群の疑われる方には、日程をご相談し入院して当検査を受けて頂きます。

睡眠時無呼吸症候群の治療

 適切な治療を行うと日中の眠気や倦怠感などの症状がなくなるだけでなく、合併症を予防したり、改善することができます。
 軽症の方は、減量や飲酒を控えるなど生活習慣の改善により症状が軽減したり、無くなることもあります。中症~重症の方は、CPAP療法が第一選択です。(治療により車の運転などの問題は解決されます)

CPAP(シーパップ)療法

無呼吸 鼻マスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸を無くす治療法です。
 CPAP治療を受けて頂く場合は、睡眠ポリソムノグラフィー検査後さらに1~2日の入院が必要となります。また、当検査後いったん退院し、後日CPAP治療を導入することも可能です。

当院の診療体制

呼吸器科専門医による睡眠時無呼吸外来を開設しております。(毎週金曜日午後)
地域医療連携室にて、受診に関するご相談を承ります。
(TEL 0238-24-3708 地域医療連携室 直通)

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