[眼科手術]斜視

2009年3月19日

前眼科科長 平松類

 斜視とはまっすぐ前を向いたときにどちらかの眼がまっすぐでない方を向いてしまう状態をいいます。目の筋肉のバランスが悪くなってしまっておこります。年齢によるものや糖尿病・体の病気・脳の病気によるもの・先天的なものなどがあります。急に起こった場合は脳などが原因となることもあるのでCTやMRIなどの検査が必要になります。
斜視の問題点は複視(物が二つにみえる)・眼精疲労(目が疲れる)・見た目(まっすぐ見ていないと話を聞いてないと思われる)ということがあります。
 治療法としては、ずれが少ない場合は眼鏡に光を曲げるレンズを入れていきます。それができない場合またはそれでも駄目な場合は手術となります。
 手術は目薬と注射の麻酔だけでできます。目の筋肉のバランスが悪いことが原因なので強すぎる筋肉を弱めるため後ろへずらして縫い付け、弱すぎる筋肉を前にずらして強くします。
 手術は1時間程でできます。日帰りでも可能ですが多少術後痛みが出るため一泊の入院をお勧めします。
 手術後すぐはごろごろするし痛みもありますが、2~3週では落ち着きます。また眼は充血してしまいますが2~3週でほとんど目立たなくなります。希に多少残る人も一部にいます。

合併症としては

 網膜剥離(目の奥の膜がはがれる)、硝子体出血(目の中に出血する)、スリッピング(塗った筋肉がずれる)、前眼部虚血(血流が悪くなる)などありますが希です。
 手術は大体まっすぐにするのが目的であり完全にまっすぐになるわけではありません。また正面を良くするだけです。また時間の経過でまたずれてきてしまう人もいます。

斜視
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原稿&資料提供  三友堂病院眼科