病理室

2006年6月7日

病理検査とは

 病理検査とは患者さんの体から採取された細胞・組織を肉眼や顕微鏡で観察し、診断の確定、病期・予後の推定、治療効果の判定を行う検査です。
 当院では、山形大学医学部発達生体防御学講座病理病態分野教室の病理診断医による診断が行われています。

検査の種類

1.病理組織診断

 病変を含む組織からプレパラートを作製し、それを病理診断医が顕微鏡で検査し、その病変を診断します。当院では年間1,500件前後の病理診断を行っています。

2.術中迅速診断

 手術中に摘出された検体について病理検査技師がただちに標本を作製し、病理医が良性か悪性か、またはがんなどが充分にとりきれたかなどの決定をします。
 当院ではテレパソロジーにより術中迅速病理診断を行っています。

テレパソロジーとは

 大学にいる病理診断医が、イントラネット回線を使用して遠隔から三友堂病院の病理室の顕微鏡(クールスコープ:デジタル顕微鏡)を操作し、組織像を診断するシステムです。
 平成17年5月にこのシステムがスタートしてから、外科、泌尿器科合わせて週平均1~2件の術中迅速テレパソロジー診断が行われております。

テレパソロジー
テレパソロジー
(VPN(バーチャルプライベートネットワーク)回線による病理組織診断、中央がクールスコープ)

3.細胞診断

 肺癌、子宮頚癌、乳癌などの各種のがんの診断で重要な役割を担っています。痰や子宮の擦過検体などから得られる細胞について専門の細胞検査士があらかじめ所見をチェックした後、悪性が疑われるものに対して病理診断医(細胞診断専門医)が最終的に診断します。

4.病理症例検討会 (臨床病理検討会)

 臨床医と病理診断医、病理検査技師による検討会です。毎月1回クールスコープ(写真)を用い、がんをはじめ、さまざまな症例の病理組織診や細胞診をもとに臨床病理学的に検討会が行われています。

中央検査室 病理部門
江口 由美

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原稿&資料提供 三友堂病院中央検査室